エコボイド マットベースは、エコボイドスラブ工法の特性を活かして基礎の剛性を高め、建物の荷重を面全体で支えることで安定性を増した基礎工法です。従来は地盤改良や支持杭工事が必要とされていた地盤でも、条件によっては地盤工事なしで対応することが可能。コストや工期の大幅縮減を実現します。
エコボイド マットベースは不同沈下にも対応しやすい基礎工法です。地盤改良や支持杭工事なしでN値が低いシルト層に対応した実績があります。
エコボイド マットベースの特長
高い剛性と安定性。建物の荷重を合理的に地盤に伝達します。
エコボイド マットベースは、球体ボイドの２方向性を活かした高性能基礎。マットベースにすることで基礎そのものの剛性と安定性が増大します。また、建物の荷重を、均一な版性状によって合理的に分散し伝達するため、地盤耐力を有効に使うことができます。しかもボイドが球体なので、どのような基礎の形状・スペースにも対応できます。
工期を短縮します。
エコボイド マットベースは、埋め戻し工事や土間に関する工事が必要ありません。また根伐り工事・型枠工事・配筋工事等では工事内容を簡素化できるため、工期の大幅な短縮が可能です。
工事内容を簡素化できます。
■根伐り工事
掘削土量については若干増加しますが、基礎形状が単純なため、掘削作業も単純です。
■型枠工事
在来工法のような基礎形状・地中梁形状の必要がなく、型枠は外周部のみなので簡単です。
■鉄筋配筋工事
スラブ配筋と同等の極めて簡単な配筋工事となります。
トータルコストを抑えます。
施工がシンプルで工期が短縮されることから、工期・人件費両面からのコストダウンが可能です。
軟弱地盤にも適応する工法です。
地盤耐力を有効に使うため、不同沈下にも対応しやすい基礎工法です。地盤改良や支持杭工事なしでＮ値が低いシルト層に対応した実績があります。
エコボイド マットベースの工事実例
軟弱地盤への適応例（江東区/マンション）
Ｎ値が低く、支持層の深度40ｍ以上の軟弱地盤に、地上３階建の建物を建設。地盤改良や支持杭打ち工事をせず、エコボイドマットベースで十分地盤耐力を確保できた事例です。
液状化エリアへの適応例（船橋市/レストラン）
水田跡地へのレストラン施設の基礎に、エコボイド マットベースで対応。東日本大震災の液状化により、周辺の建物には不同沈下や浮き上がりなどの被害が出ましたが、この建物には一切影響が出ませんでした。
５階建てへの適応例（横浜市/病院）
地上５階建建物の場合、一般的には支持杭打ち工事を検討するところですが、エコボイドマットベースで地盤耐力を確保できる場合があります。工期短縮・コスト削減に大幅に貢献します。
エコボイド マットベースは、様々な地盤の条件・建物に有効な基礎工法です。条件によっては、大幅な工期短縮・コストダウンが期待できます。下記のような建物の建築をお考えの方は、ぜひご相談ください。
●工場 ●倉庫 ●３～４階建のアパート・マンション ●商業施設 ●一般住宅
